Possibilities of Genome editing technology

ゲノム編集技術の可能性

ゲノム編集技術とは

  1. 01 ゲノム編集技術の可能性
  2. 02 「CRISPR-Cas3」とは

生物は細胞でできていて、そのなかに核があります。その核の中に格納されているのが遺伝子情報を持ったDNA=「生命の設計図」です。人の場合、このDNAが変化することで病気になることもあれば、逆にそのDNAを正確かつ安全に改変することができれば病気を治すことができます。

このようなことを可能にするのがゲノム編集であり、その手法として真下知士博士(現・東京大学医科学研究所教授)らのチームが発明したのが「CRISPR-Cas3」という新しい国産のゲノム編集技術です。

このCRISPR-Cas3という最新の技術が、より多くの研究者や産業で活用されることで、世界の豊かな未来の創造へ貢献することを目指し、2018年にC4Uは設立されました。

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産業への応用

CRISPR-Cas3は、様々な産業への応用が可能ですが、特に医療・農水畜産業・工業分野などでの活用が期待されています。

「CRISPR-Cas3」の
応用分野と具体例(一例)

  1. 医療分野

    • 遺伝子治療、細胞治療への応用
    • 検査薬、検査技術の開発
    • 創薬過程の効率化
  2. 農水畜産分野

    • 食糧問題に対するアプローチ
    • 気候変動への対応
    • 新しい育種技術
  3. 工業分野

    • 再生可能エネルギーの創出
    • スマートセル技術への応用
    • 未利用資源の再資源化

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ゲノム編集の可能性

社会や環境が大きく変化するなか、CRISPR-Cas3を用いた社会課題解決の可能性は非常に大きく、その早期の社会実装が期待されています。

そのため、C4Uとして医療分野での応用に注力しつつ、多くの方々に使っていただくことでその可能性をさらに拡げるため、CRISPR-Cas3をプラットフォーム技術として展開し、多くの研究機関や企業との提携を進めています。